« 僕の地球を守って/日渡早紀 | メイン | 西荻夫婦/やまだないと »

不思議な少年/山下和美

07097842.JPG

山下和美のもうひとつのライフワークともいえるオムニバスで綴られる作品。
『人間とは何か?』という深く、困難な人類最大のテーマを、ひとりの神なのか天使なのか悪魔なのか、その存在すら謎の少年の目を通してさまざまな時代、さまざまな民族、さまざまな人生をもとに綴られる。

わたしは二巻の6話の「タマラとドミトリ」。
泣くエピソードはたくさんあるけれど、これはかなりやばかったです。

愛というのは、日常にまみれているものだとわかっていても、人はなかなかそこには気がつかないものです。
なにが『愛』なのかなんて誰にもわからないしわかる必要もないのだと思います。

タマラとドミトリのあいのかたちにも、きっと幸せだったとか不幸だったとか、そんなもの存在せず、ただそこにあったもの。そしてそれで生きていけるんだと思った。それだけなのだと。

物語
一族の束縛から逃れようと銀白の樹海をひた走るひとりの少女があの少年に出会う。
少女の名はタマラ
そして一族の子孫を残すためタマラが嫁ぐのは
森の灯台守、ドミトリ
はてしない樹海を照らす森の灯台の灯りのように
光りを求め逃れようとするタマラ
しかしミリと名のる少年は言う 十年待ってみようと・・・

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://schul-kram.com/MT/mt-tb.cgi/7

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)